十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。

犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。

犯人は、13歳の少年だった。 娘の目の前で、桧山貴志の妻は殺された。

密室で殺された画家が遺した手記には、六人の処女の肉体から完璧な女=アゾートを創る計画が書かれていた。

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。

ピアニストからも絶賛!ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。ピアニストを目指す遙、16歳。

怪文書『メルヘン小人地獄』がマスコミ各社に届いた。その創作童話ではハンナ、ニコラス、フローラが順々に殺される。

連続する幼女誘拐事件の捜査は行きづまり、捜査一課長は世論と警察内部の批判をうけて懊悩する。

アメリカはニューイングランド地方の田舎町、トゥームズヴィル。

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。

放課後の旧体育館で、放送部部長が何者かに刺殺された。

腕利きの救命外科医・奈津川四郎に凶報が届く。

雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。

家庭では暮らせない子どもたちの養護施設「七海学園」で起きるささやかな事件――繊細な短編群が大きな物語を創り上げる、第18回鮎川哲也賞受賞作。

表紙に惹かれて手にした『ななつのこ』にぞっこん惚れ込んだ駒子は、ファンレターを書こうと思い立つ。

首なし死体、密室、蘇る、死者、見立て殺人……。

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、 仮面の男・黒沼が所有する孤島での、 夏休み恒例のオフ会へ。

憑かれたように描き続け、やがて自殺を遂げた画家・東条寺桂。

「お前こそが殺人者だ、証拠が残っていたんだ」短編ホラー映画の主演女優としてロケ現場にやってきた舞利亜。

解体され、ナンバリングされた挙句、跡形も無く消え去ってしまった3人の死体。不審な人影の追跡劇と、密室からの人間消失。

ゲーム制作会社で働く汐路は、同僚がビルから転落死する瞬間を目撃する。

死体を燃やす殺人鬼・フレイムに妹を殺された天祢山紫郎は、音が見える探偵・音宮美夜と捜査に乗り出す。

カウンター席だけの地下一階の店に客が三人。三谷敦彦教授と助手の早乙女静香、そして在野の研究家らしき宮田六郎。

東城大学医学部付属病院の“チーム・バチスタ"は心臓移植の代替手術であるバチスタ手術専門の天才外科チーム。

ヌードダンサーのミミイ・ローイこと漣子は八島財閥の御曹司・杉彦と恋に落ち、玉の輿に乗った。

六つの箱に分けられた男。七つの首が順繰りにすげ替えられた連続殺人。

見事な赤毛と死体の消失。これが連続殺害事件の共通項だった…。

北沢大学新入生のぼく=二本松翔は、サークル“あかずの扉”研究会に入会した。

女子大生と円紫師匠の名コンビここに始まる。爽快な論理展開の妙と心暖まる物語。

探偵2人が招かれた邸で起こった殺人事件。

尾木遼平、46歳、元刑事。

ポチこと須川くんが、高校入学後に一目惚れしたクラスメイト。

画家を志す忍は、ある日スーパーで偽札の使用を疑われる。10分前に「自分」が同じ番号のお札を使い、買物をしたというのだ。

父が自殺した。突然の死を受け入れられない安藤直樹は、父の部屋にある真っ黒で不気味なパソコンを立ち上げる。

12世紀の中東。 聖者たちの伝記記録編纂をJ志す詩人のファリードは、伝説の聖者の教派につらなるという男を訪ねる。

南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が、スライゴーの宿屋で何者かに殺された!宿泊客は8人―そこには正体不明の殺し屋が紛れ込んでいた。

「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」。

共同下宿の古アパートで起きた、ミニコミ誌制作サークルのメンバーを狙った連続殺人の真相は? 青年探偵・森江春策初登場作にして本格ファン必読の第1回鮎川哲也賞受賞作。

野村絹枝の背中に蠢く大蛇の刺青。

芸術棟に、フルートを吹く幽霊が出るらしい―吹奏楽部は来る送別演奏会のため練習を行わなくてはならないのだが、幽霊の噂に怯えた部員が練習に来なくなってしまった。

「あなたたちは裁判員に選ばれました。日給四〇〇万で疑似裁判をしてください」―音羽奏一もまたその裁判員に選ばれた一人。

校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。

自分は誘拐された園児なのか？　ある日届いた差出人不明の写真は、過去に潜んだ謎を解く始まりだった……。

解剖中の遺体から発見された告発文。黒い絨毯の上で踊る死者──大学医学部で次々起こる不可解な事件。

何十年に一度、開花するという竹の花。その撮影のために鳶山と猫田は、大隅半島の南端に近い竹茂村を訪れた。

祖父殺しの嫌疑をかけられた御曹司、城坂論語。

ドッペルゲンガーを見たという少女に頼まれ、その正体を探ろうとした矢先、会員制サイトの掲示板の書き込み通りに彼女が殺された。

生まれついての聴き屋体質の大学生・柏木君が遭遇した四つの難事件。

三世澤村田之助、江戸末期~明治初期に一世を風靡した歌舞伎の名女形。

―昭和二十一年三月十七日。乙文明は九州大分の沖合に浮かぶ満月島を目指して船中にあった。

舞鶴でロシア人女性の遺体が発見された。時を同じくして抑留体験者の高津も姿を消す。

無人島とはこれまた古風な―とは言い条、お得意ぐるみ慰安旅行としゃれこんだ喫茶店“北斎屋”の一行は、瀬戸内海の真ん中に浮かぶS島へ。

勁草館高校の吹奏楽部に所属する古野まほろは、コンテストでの優勝を目指し日夜猛練習に励んでいた。

東京から青森まで―緑まぶしい五月の国道四号線を完全装備の自転車でツーリングする中年グラフィク・デザイナー、桐沢風太郎。

1995年1月17日未明、神戸を未曽有の大震災が襲った。

新聞に連載小説を発表している私のもとに一通の手紙が届く。

念願の新居に引っ越した僕たち家族は、いきなり隣家の犬・ミリーの鳴き声に悩まされることになった。

ヨーロッパの原子力発電所の事故による放射能汚染食品が、検査をすり抜けて日本国内に輸入されていた。

食べ物飲み物に至るまで刺客に警戒怠りなかった李小遊が、猛毒にあたって死んだ。

『ミステリィの館』へようこそ。もともと当ホテルは密室で死んだ作家・来木来人の館。

奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋は悲しき―百人一首にも登場する伝説の歌人、猿丸太夫が詠んだ歌に秘められた謎。

その魔術師は、にぃと笑って言った。ゲームねぇ、なかなか面白そうじゃないか―。

早朝の教室で、高校生中町圭介は死んでいた。コピーの遺書が残り、窓もドアも閉ざしてある。

夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。

1979年、NY―。映画編集者デイヴィッドの作業スペースに紛れ込んでいた邪悪で完璧に美しい一本のフィルム。

我が家を地獄につきおとしたのは、母でした――娘の口から明らかになっていく、母の異常犯罪とは。

衝撃の辞令を受けて泣く泣く「季刊落語」編集部の一員となった間宮緑は、牧編集長の洞察力に感嘆しきり。

「だいたいお前さん達は想像力ってもんが足りなさすぎるよ、新聞や雑誌にひょいひょい乗せられて、やれ空飛ぶ人だ空中散歩者だってはしゃいでるんだから――もう少し頭使って自分の考えで物を云いなさいよ」そう言い放ったこの、仔猫みたいなまん丸い目をした童顔の小男こそ、

放浪の数学者探偵、降臨! "堂"シリーズ文庫刊行開始! 新たな理系&館ミステリ。

第５７回江戸川乱歩賞受賞作　　　　　　　呪いで人が殺せるか。

西暦二〇XX年、有史以来初めての、しかし地球誕生以降、幾たびも繰り返されてきた“破局噴火”が日本に襲いかかる。

ポオをはじめカーや横溝など古今東西の推理作家はもちろん、ミステリ・ファンをも魅了してやまない密室。

介護老人保健施設の職員・四条典座は、転所してきた認知症の老女・安土マサヲの凄惨な過去に驚く。

新宿・アンダーグラウンドを克明に描いた気鋭のデビュー作!おれは誰も信じない。女も、同胞も、親さえも…。

旅行代理店に勤務する長瀬は、得意先の中西社長に孫の慎一郎のベトナム行きに付き添ってほしいという依頼を受ける。

花咲き乱れるオーブランの庭に眠る、少女たちの秘密。

芸大の映画サークルに所属する二見遭一は、天才とうわさ名高い新入生・最原最早がメガホンを取る自主制作映画に参加する。

謎の絵師といわれた東洲斎写楽は、一体何者だったか。後世の美術史家はこの謎に没頭する。

推理作家志望の鹿野の元に一束の推理小説が届けられた。

月刊社内報の編集長に抜擢され、若竹七海の不完全燃焼ぎみなOL生活はどこへやら。慣れぬカメラ片手に創刊準備も怠りなく。

荻原亮子は恋人の安東匠とともに彼の実家を訪れた。その旧家は二つの棟で卍形を構成する異形の館。

3000年前の殺人事件!?密室状態の洞窟で発見された縄文人男性のミイラは、背中に石斧を突きたてられ、右腕を切断されていた。

SMバーでM嬢として働くミチは薬とアルコール漬けの日々を送っていた。

峠で発生した殺人事件。被害者は、禿げた小太りの中年男性。

第３回メフィスト賞のとんでもミステリー 呆れるか、笑うか？　ギャグと謎解きの革命的コラボレーション！！ 空前絶後のアホバカ・トリックで話題の、第3回メフィスト賞受賞作がついに登場！新作『五枚のとんかつ』も併録。

開業を夢見る若き弁護士の僕は法律事務所に勤めている。

僕、坂木司には一風変わった友人がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。

人の感情が色でわかる「共感覚」を持つという不思議な青年―藤木司を担当することになった、臨床心理士の佐久間美帆。

暑い夏休みの朝、高校2年の戸川春一は同級生・岩沢訓子が、稲城大橋から飛び降り自殺をしたことを、刑事である父親から知らされる。

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。

頭部がない死体、胴体がない死体、右手がない死体…。遺体の一部が持ち去られる猟奇殺人事件が6件連続して発生した。

明治四十四年初夏、東京。地蔵の上に生首が載ったとき、狐の顔の怪人が出現する…。

末期癌を宣告された医師・岬雄貴は、酒浸りの日々を送っていた。

妻子を愛する42歳の平凡な会社員、本間は、出来心で始めた「出会い系」で「リカ」と名乗る女性と知り合う。

「1年に1200人を密室で殺す」警察に送られた前代未聞の犯罪予告が現実に。

M航ジャンボ機の貨物室から、アルミ合金をとかす特殊細菌があふれだし飛行困難に。

全寮制の名門女子高「純和福音女学院」を次々と怪事件が襲う。